都立高校を受験するにあたって、塾を利用すると効率的です。とはいうものの子供にはそれぞれ個性があり、一概にはいえないというのも又、真実です。いずれにしても昨今の都立高校受験は、特にトップ校においては熾烈を極めているのが現状。模擬試験など、まったく塾を利用せずして合格と勝ち取るのは難しいといえます。
なんといってもノウハウがありますし、それは受験対策だけでなく内申対策の面でも貴重だからです。しかし都立高校を通塾なしで受け、成功している家庭が存在するのも、また事実。時々本になって出版されたりもしますが、それらの家庭では小さいころから知的好奇心をはぐくんだり、リビングに地図や教材をさりげなく置いて手に取れるような環境にしたり、公文で学年を越えた先取り学習を積み重ねていたりします。いわゆる小さなころからの刷り込み、といった感じです。
「そんな家庭で教育を担っているのは、かつて家庭教師だったり塾講師だったりした母親など。いまや高学歴は男性のものだけではないのです。ただし、あくまでこれらの家庭は少数派なのが現状です。思春期で親との衝突も少なくないこの時期。
そんな親子の間に塾の教師が入ったりもします。ゲームなど誘惑も多い現代社会において、強制的に通う習慣があるということも多くの子供にとっては効果があるものです。ただしイヤイヤ気が向かない、心ここにあらず的な生徒の存在も決して少なくありません。自宅でも通うでも、要は本人の意欲次第で学力の伸びはまったく違ったものになるのです。